More beautiful each day - 添い寝はお犬様

明日は今日よりも美しい日になる

カテゴリ: 旅行

3月27日 日曜日。少し早めに出て徳島に向かいました。徳島駅着9時36分。まだお店はどこも開いてない時間。とりあえず徳島と言えば眉山でしょ、ということで歩いて阿波おどり会館へ。眉山ロープウェイはもう営業していました。というか誰もいないかと思ったのに、もう上から帰って来られる乗客もいました。
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眉山の桜は丁度満開という感じでした。展望台から見て海に注ぐ広大な川は吉野川だということです。
「四国三郎」ってやつ。名前は風雅だけど川は見るからにやんちゃっぽいですね。

下りのロープウェイを降りて阿波おどり会館の中を一通り見て出ると丁度お昼。この日はボードウォークでとくしまマルシェというイベントをやっていて(毎月最終日曜日)、屋台のJunk Foodを齧りながら高校生のスウィングバンドの演奏を聴かせていただきました。もしかしてMitoちゃんたちもここで演奏することあるのかな。
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駅に戻り折角だから昼食に徳島ラーメンとビールを食す。
そして駅の反対側にある徳島城址で花見。高松もそうだったけど、四国のお城は海っ辺りにあったんですね、何でだろう?
難しいことはともあれ、売店で買った缶ビールを飲みながらぼんやり花見と電子書籍で読書をしてバスの時間まで過ごしました。
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そして徳島駅から高速バスに乗り新神戸へ。目論見通り鳴門の渦潮も明石海峡もバスの中から堪能しました。
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途中渋滞で到着が少し遅れましたが大勢に影響はなく、新神戸からのぞみに乗り19時半には自宅に帰還。いやー楽しい旅でした、暇を見てまた行きたいと思います。

点心バル やすなが https://yasunaga-bar.owst.jp


今回の旅で唯一心残りだったのはバーで大好きなブラッディシーザーが飲めなかったこと。どこもクラマトが置いてなかったんです。東京でも半々という感じなので仕方ないか。

前日の夜中から降り出した雨の中、高速バスで高松に向かいました、JRはやはり運休しています。バスの窓を叩きつけるかなり激しい降りでしたが、特に遅れることもなく予定通り昼過ぎに高松に到着。高松に着いたときにはもう小雨でこの後ほどなくして止みました。
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駅ビルの中の店でうどんを食べながら外を眺めていると小豆島に行く船の乗り場がすぐ側のようなので見学に。JRは運休したけど船はどうだったんだろうか、少なくともこの時点では平常運航していました。小豆島、いつかは行きたいな。
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雨が止んだのでフェリー乗り場の横にある高松城址をしばし散策し、その後すぐ横に駅がある「ことでん」に乗ってホテルのある瓦町に。
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チェックインしてから明日はどうするかを検討、当初の予定は岡山に行き後楽園でも見て帰ろうかと思っていました。しかしそれだと四国四県行ったことにならないし、どうせなら鳴門の渦潮を見ながら帰れないだろうかと考え直し、徳島から新神戸まで淡路島経由で行く高速バスがあることを発見しました。鳴門海峡と明石海峡も通るし、朝のうちに徳島まで行けば数時間滞在して夜には東京に戻ることができます。そうしよう!

行程が決まったので次は今夜のお店探し。一軒目の居酒屋は太田和彦さん情報を採用し予約をしました。四国の繁華街はまん防明けで22日から再開した店が多く、どこも賑わっていました。こういう時は一人でも予約をするべし。
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二軒目のバーは瓦町をぶらぶらしながらスマホで検索。バーテンダー(この店は全員女性)の方に「あと何軒か行かれるんですか?」と聞かれましたが、いやいや一晩には一軒ですよ最近は。
今夜も美味しい料理とお酒に感謝。

酒甫手 https://blog.goo.ne.jp/sakabote

バー ダンク https://tabelog.com/kagawa/A3701/A370101/37003043/


翌朝は高松駅 8:24発 特急うずしお5号に乗ります。

3月25日は松山から高速バスに乗り高知に移動です。バスははりまや橋(終点)まで乗車し、宿泊もはりまや橋のすぐ脇にある西鉄インを予約しました。というのも四国地域は翌日の天候が大荒れの予想で、高知駅からJRが運行するかどうか心許なかったためです。もしJRが運休した場合ははりまや橋から高速バスで高松に行くつもり。
ともあれ高知には予定通り昼過ぎに到着し早速はりまや橋を観光に。札幌時計台、長崎オランダ坂とともに日本三大がっかり名所と言われています。これにてすべて制覇ということで。
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はりまや橋の道路を隔てた反対側にはペギー葉山の「南国土佐を後にして」の歌碑がありました。

チェックインまで時間があったので周辺を散策しつつ今夜のお店などを物色。娘に教えられたひろめ市場で軽く昼食を摂り商店街をひやかして歩きましたが、その規模には正直驚きました。東京で一番大きいと言われる武蔵小山商店街が3つか4つ分ある感じ。橋は確かに少ししょぼいけど、はりまや橋商店街恐るべし。
ひろめ市場というのは築地の場外がまるまるフードコートになったような場所です。日頃お取り寄せでお世話になっている明神水産(明神丸)の店もあったので一番ミニサイズの丼をいただきました。

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ホテルにチェックイン後交通情報を見ると明日はJRが計画運休する可能性があるとのことで、高知駅まで行き確認したところまだ未確定と言われたものの用心して高松までの高速バスを予約しました。晴れたら小豆島にも行ってみたかったんだけどな。
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そして今晩も持ち前の勘で良いお店と出会えました。
一件目の居酒屋は娘に教えてもらった店は予約で一杯で昨日同様一見で飛び込み。カツオの刺身をお願いしたら(たたきは昼間ひろめ市場の明神丸で食べたので)大トロというか、馬肉でいうとタテガミのような部位が供されて非常に美味でした。聞くのを忘れてしまったけど何だったんだろうあれ。
二件目のバーでは広島から来たというお客さんと話をしていたら白州をご馳走になってしまいました。

ひろめ市場 https://hirome.co.jp/

旬太郎 https://tabelog.com/kochi/A3901/A390101/39002393/

コリンズバー https://kochi-collinsbar.com/


翌朝やはりJRは運休していました。はりまや橋から高速バスで高松に向かいます。

別府から朝宇和島フェリーに乗り、昼頃に八幡浜に到着しました。
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昨日一昨日食した関さばや関あじが棲息するという豊後水道を渡っての四国上陸です。フェリーの旅はエンジンの振動の他は特に揺れることもなく快適でした。コロナ解禁明け直後のせいか客室はほぼ貸し切り状態で、ゆったりと休息できました。八幡浜港からJR八幡浜駅までは徒歩で20分ぐらいです。初めての四国をゆっくり味わいつつ歩くには丁度良い距離。そして八幡浜から特急宇和海16号に乗って松山へ。いつもそうなのかどうかは分からないけど列車は「アンパンマン特急」でした。

松山に到着して小腹がすいたので駅の構内でうどんを食べた後はすぐ市電に乗って道後温泉へ。夏目漱石の「坊っちゃん」では道後温泉のことを”住田の温泉”として書かれています。子供のころから一度訪ねてみたかった場所です。
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『温泉は三階の新築で上等は浴衣をかして、流しをつけて八銭で済む。その上に女が天目へ茶を載せて出す。おれはいつでも上等へはいった。すると四十円の月給で毎日上等へはいるのは贅沢だと云い出した。余計なお世話だ。まだある。湯壺は花崗岩(みかげいし)を畳み上げて、十五畳敷ぐらいの広さに仕切ってある。大抵は十三四人漬かってるがたまには誰も居ない事がある。深さは立って乳の辺まであるから、運動のために、湯の中を泳ぐのはなかなか愉快だ。おれは人の居ないのを見済しては十五畳の湯壺を泳ぎ巡って喜んでいた。ところがある日三階から威勢よく下りて今日も泳げるかなとざくろ口を覗いてみると、大きな札へ黒々と湯の中で泳ぐべからずとかいて貼り付けてある。』

これは道後温泉本館のことだと思いますが、当日本館は入浴の手続きが面倒のようなのですぐに入れる別館に入浴しました。夏目漱石のこういう文体が好きですね。「二百十日」も好きなので阿蘇も行きたかったけど今回はまだ警戒期間中だったので断念。

松山の繁華街は大街道(おおかいどう)と呼ばれる近辺のようです。ホテルもそこに予約しました。チェックイン後洗濯物をコインランドリーに入れて、翌日の高知行きのバスを予約するため松山駅まで散歩がてら往復しているうち良い時間になったので、今日のお店を探すことにしました。私の一人旅の時の指針は、なるべく大箱でなく小じんまりした店を選ぶこと、あとはまあ勘です。でも今回も良いお店でした。そして二軒目は噂の老舗サントリーバーへ。渋いマスターに角ハイボールを作っていただき、明るいママさんと楽しくお話しさせていただきました。

道後温泉別館 https://dogo.jp/onsen/asuka

鮮魚旬菜 吉 http://www.yoshi1990.com/003.html

バー 露口 https://tabelog.com/ehime/A3801/A380101/38000358/


これにて松山ミッション・コンプリート。明日は高知です。

福岡で納骨を済ませ娘は東京に帰宅し、私は別府に住んでいる友人を訪問しました。
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彼は学生時代に茅場町で電算オペレーターの徹夜アルバイトをしていた頃からの友人で、卒業後は証券会社に勤務し定年後も嘱託で数年働いた後別府の実家に戻りました。(そして私はその会社が使っていたコンピュータメーカーに就職したということです。)

学生時代たまたま彼が渋谷区幡ヶ谷、私は笹塚と家が近所だったので2人で吉祥寺のJazz喫茶やライブハウスによく行きました。時々は新宿や六本木にも行きました。それらのお店は残念ながら今では殆ど残っていません。(A&F、めぐ、ファンキー、Outback、Ham&Egg、ビアズレー、SOMETIME、Misty、Birdlandなどなど)
彼は今は一人で会社時代に備蓄した大量のレコードとオーディオセットに埋もれて暮らしているという、何とも羨ましい境遇。お風呂は毎日天然温泉で(都内の銭湯の半額以下)健康のために乗馬をし、地元のコミュニティ活動にも参加する。言うことないですね。
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折角だからと2泊させてもらい、2日目は友人の車で40年前に新婚旅行で行った由布院を再訪しました。当時はガラス工房が一軒ある程度で、他に何もなかった通りが今は鎌倉の小町通り?みたいに店が立ち並んでいます。
そもそも由布院に新婚旅行に行ったのは叔父が由布院の映画村の立ち上げに協力した経緯で老舗の旅館を紹介してもらったからでした。その旅館は離れの一軒家に檜の露天風呂付き、庭には地鶏が放し飼いという誰もが知る宿で、ものを知らない若夫婦は図々しくも「もう一泊させてください」と言ったものでした。今では予約を取るのが難しく、お値段も当時の数倍するそうで再び宿泊することは叶いそうにありません。

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翌日の朝、別府港の八幡浜行きのフェリー乗り場に送ってもらい四国に移動しました。

とよ常 http://www.toyotsune.com/

明礬温泉 http://yuno-hana.jp/shisetu_shoukai/index.html

大和田鮨 https://tabelog.com/oita/A4402/A440202/44000628/

堀田温泉 https://www.city.beppu.oita.jp/sisetu/shieionsen/detail16.html

Murata 不生庵(蕎麦) http://www.sansou-murata.com/facilities/fushoan/

いけす割烹 平家 http://heike.jp/publics/index/44/

3月21日、昨年6月27日に96歳で逝去した父親の納骨をしに福岡県中間市にある墓所に行きました。前にここに墓参りに訪れたのはおそらく38年前ぐらいのこと。当時は結婚して2年ほどで、母親を誘って妻と3人で長崎や唐津を旅行した時に立ち寄り、従兄や叔母と一緒に墓参したのを覚えています。

田圃の真ん中を延々と歩いて行ったことを覚えてはいたものの、場所は全くわかりません。父親が亡くなる前年に自分で義母の分骨に行った時の記録しかなく、その時父親に同行してくれた従兄に今回も車で連れて行って貰いました。今回は妻は南房総に住む義母の元に行っているので、代わりに娘が同行してくれました。

実際に行ってみると当時の田圃は住宅地に置き換わり、墓所の隣には中間霊園という広大な霊園ができていました。父親の墓所は霊園とは関係なく大昔から独自の墓所として存在していたものだと従兄は言います。その証拠というか、納骨をしてくれた石屋さんに埋葬許可証を渡そうとしたら、「ここの墓所には管理者がいないので、埋葬許可証は自分で保管していてください」と言われ仰天しました。

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墓所自体は小さな山で、手前にある十数基ぐらいの墓の奥にはまだ数百の墓石があるということですが竹林に閉ざされていて長らく訪れた形跡もありません。こうした失われつつある墓所が日本中に多数あるのかも知れませんね。もし次回訪れる必要ができた時には忘れないように、写真やMapで位置を記録して残しておきました。

納骨のため前日から娘と小倉に泊まり従兄夫婦にふぐをごちそうになったり(一昨年父が義母の分骨に来た時と同じ店、同じ席だそうです)翌日は娘と水炊きを食べバーに行き、〆は小倉うどんなど夜の小倉を満喫させていただきました。旦過市場も久々に見て回り、もうすぐ建て替えになるというので少し寂しい気もしましたが魚町銀天街は次に訪れるまでに賑わい続けていて欲しいものです。
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都にっぽん(ふぐ) https://miyakonippon.gorp.jp/

あぶりや長介(水炊き) https://www.aburiyatyousuke.jp/

バー にのじ https://www.facebook.com/bar.ninog

資さんうどん https://www.sukesanudon.com



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